知って欲しい緊迫したイタリアで生活をする日本人の今

知って欲しい緊迫したイタリアで生活をする日本人の今

イタリアの現状は日本でもニュースで取り上げられてるので皆さんある程度ご存知かと思います。

コロナウィルスとの戦いをイタリアでは戦争と呼んでいます。そのぐらい緊迫した状況なのです。

テレビのニュースは地方ごとの感染者の情報や新しく決まった規則の内容などコロナウィルス一色です。

イタリアにいる日本人はそのイタリアで生活し、イタリア人よりももっと大変な状況に陥っています。

イタリア在住の日本人のイメージは定職に就き大きな家に住み、WEBを使ってリモートで仕事をしているそんなイメージでしょうか?

実際大勢している多くの日本人は学生だったり、靴や家具、ジュエリーやバイオリンなどの工房で無給で働きながら、バイトで生活している人がたくさんいます。イタリア料理の修行で来伊している人も最初は給与なしで働くこともざらではありません。イタリア滞在期間が3年未満の人がほとんどでイタリア語が堪能なわけではありません。学生さんも多くは目標の為に語学を学んでいるのであってその後の生活の為に働かなければなりません。

今回の新型コロナウィルス【COVID-19】の影響でイタリア人ですら職を失う

外国人である日本人の状況はもっと厳しく、給与のカットや契約の未更新、日本でいうインターンシップでわずかながらの給与で働いている人が職を失っています。もともと外国人の給与はイタリア人に対して低いです。イタリア滞在歴が短いと、言葉が話せる範囲が限られるため更に低いこともあります。日本で得られる給与の半分程度の人が私の知る範囲では多数です。その働き口のレストランなどの飲食関係は真っ先に閉鎖されました。

もちろんしっかり給与をもらえている人もいますが、ほとんどの人がそうではなくギリギリの生活を送っているということを知って欲しいのです。

日本に住んでいない為日本の支援を私たちを受けることができません。イタリアには多くの支援金が届いていますが下層の私達まで届くことはありません。

日本に感染を広げる恐怖

日本に帰ることも多くの日本人が考えている選択肢の一つです。ただイタリアの感染の拡大ははじめにミラノで感染者が多数出た際ミラノが封鎖されるという情報を聞いた市民がミラノからの脱出をはかりました。その時にウィルスはイタリア全土にも広がることになりました。無症状の感染者も存在することが分かっている今日本に帰って感染者を増やす原因になってはいけないと考えているのです。

帰るということは今までの自分の努力をあきらめるということ

日本に帰ればいいと思う方もいるかもしれませんがイタリアに来るために長い人では10年お金をためてやっとの思いでイタリアに来た人、年齢的に最後のチャンスだという思いで来ている人、滞在2年目にしてようやく仕事が見つかりこれからという人、簡単に諦められるものではありません。

また物理的にも簡単に帰れません。電車やバスなどの交通機関は大幅な間引き運行、飛行機に関してもいくつかの空港が封鎖されているとこもあり遠方まで行かなければなりません。移動に時間が掛かる為宿泊場所の確保も必要かもしれません。飛行機も乗る人がいないためチケットを買ったとしても当日にはキャンセルなんてこともあります。持っていたチケットも利用予定の空港が閉まっていれば無効になり余分な支払いが発生します。日本に帰っても14日間はウィルス判定が陰性だとしても家から出ることも働くこともできません。

ただ、今は事態が良くなることを祈るしかできません。