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スリや押し売り、置き引きの発生状況
実際に2017年現在起こっているスリや置き引きに関してまとめています。強引なチップの要求や物品の売り付けも多発していますので要注意です。
移民の一部の方が金銭的困窮から行っていることが多いように感じます。なので一部の地域で始まった手口は瞬く間にヨーロッパ全域に広がります。
海外旅行を楽しむ為にも自分の身は自分で守り万全の対策をとるようにしましょう。
2017年最新のスリ・犯罪手口
エレベーターでのスリ
ヨーロッパでは建物が古く小さいエレベーターのアパートやホテルが多いです。スリの手口は人が乗る際に複数人で無理やり乗り込み1人がターゲットの気を引きその間にスリを実行します。
電車内でのスリ
混んでいる電車のドア回りなどで大きな荷物を気にしている際、おしゃべりに夢中になっている際に被害に合いやすいです。電車の揺れで気が付きにくいので要注意です。
変なお客さんにも注意してください。そこに気を取られていると、仲間が後ろでスリをしていることもあります。
飲食店での置き引き
机に置いたスマホのひったくり、空いている座席に置いたかばんの置き引きなど多発しています。オープンテラスは特に注意が必要です。
気を付けていても、「Excuse me.」などと声をかけられて振りむいた瞬間に別のスリの仲間がかばんを持って逃げる手口の発生しています。
グループでの旅行は特に要注意
集団心理で注意力が低下しがちになります。何人かでいるときに外人に英語で楽し気に話かけられたらみんなそちらに気をとられますよね?
その瞬間にスリの仲間にスられます。
パフォーマー装っての金銭要求
顔を白塗りしたジプシーが出没しています。ほかのパフォーマーと違って金銭の要求が執拗です。ただ顔を白塗りしているだけで、何も芸はしません。写真を一緒に撮ろうや、面白がって写真を撮るとチップを要求します。相手にしないのが一番。
フランスルーブル美術館のスリ集団
移民のスリ集団が出没しています。スリというか、話しかけて来て気がそれているうちに財布をとる、場合によっては無理やりかばんを開けて財布を奪います。相当な恐怖ですが相手にせず走って逃げるのが一番です。手口が危険かつ悪質で日本人を狙っているとの情報でしたので位置を限定した情報ですが載せました。

スリ集団はこのピラミッド周辺に出没します
ミサンガ売りの手口(イタリアが多い)
腕に無理やり巻き付けて、取れないようにして金銭要求してきます。あるいはミサンガを無理やり体に乗せてきますので、無視して歩き去るのが一番です。
「プレゼント」と言って渡してくる人もいるようですが、後から別の人が来てお金を要求する場合もあるので、とにかく相手にしないことです。
カードのスキミング
まだまだ被害が出ています。知らぬ間にカード情報が抜き取られていますので、カードケースをスキミングできないようにするしか方法はありません。
こんな人が狙われる?!今すぐチェック!
- 財布をズボンの後ろポケットに入れている。
- スリは慣れていますので気づかないうちにスられます。
- リュックを背負っている。
- 背中は分かりにくいのでカッターでリュックを切って財布を奪う手口もあります。
- 女性である。
- 弱者なので強引に奪えると思われがちです。人の少ないところは注意です。
- アクセサリーやブランドものを身に着けている。
- お金を持っていると判断して狙われます。
- 日本人である。
日本人は金持ち伝説は健在です。近寄ってくる人はお金目当てと思いましょう。友達になってバルに行ったが奢らされたなど多いです。
- 海外旅行慣れしていない。
- 不安そうにしていたり困っているところを親切なふりして近づいたり、狙われます。
- 観光ガイドマップを広げている。
- 慣れていない場所の観光客は、隙がありお金ももっていると思われます。
- 65歳以上の少数での旅行
- 無理やりチップを要求したり、高齢者を狙う金品の強奪が増えています。
- グループでの旅行
- グループでいる安心感から注意力が失われやすく、知らぬ間にスられてる被害が出ます。
自分でできる対策
私も一人でバックパッカー旅行をした経験があります。
安全に旅行をするためには目を付けられないことが第一です。着飾りたい気持ちもわかりますが海外で危険なめに会うことは命の危険に関わります。旅行に見合った格好をしているかどうかもスリなどの犯罪者にとっては見分けるポイントになっています。防犯意識の高い人とカモになりやすいそうでない人を見分ける基準になっているのです。
服装
欧米などアジア人の少ない場所では日本人が一人でいるだけで目立ちます。街歩きするのに露出の多い格好をしているのはいかにも観光客なので、警戒心のない人と見られるのでスリはもちろん、観光客相手にナンパして遊びたい危険な輩も寄ってきます。日本と同様ナンパ師にのほとんどはダメ男ですので気を付けて下さい。ヨーロッパ圏などの裏路地では露出の高い格好をした立ちんぼ現在でも存在しています。露出度の高い服でいるとそのような人に間違われるリスクも高く、その場合襲われても格好が格好だから仕方ないと警察が取り合ってもらえないこともあります。
夏 Tシャツとジーパン
冬 高価なコートは避ける。
ブランドもの目立つアクセサリーは避ける
貴重品の持ち方
海外旅行に必要な貴重品といえば、パスポート・クレジットカード・現金を持っていきますよね。もしもの時に被害を最小限に抑える為に私が実際していた方法です。
かばんは斜め掛けでジッパー付きを人ごみでは前で抱えるように持つ。
ハンドバックはひったくられやすいしリュックは前に持たないと危険なので、防犯の観点で言うとかばんは斜め掛けのジッパーがついているものが良いです。スリの中にはジッパーすら開けて盗む人もいます。ジッパーがついていないとターゲットになりやすいので要注意です。更に中が細かく分かれているカバンがより安全です。
パスポート・クレジットカード・現金はバラバラに持つ。
カバンに入れるときに入れる場所を分けるだけでもしもの時に最小限に被害を留めることができます。
クレジットカードは金属ケースに入れる
スキミング被害も多発しています。スキミング防止効果のある金属ケースに入れておく方が安心です。
ダミーの財布を持つ
少額のお金とクレジットカードのダミーの入った財布を持って、恐喝や力づくでお金の要求があった場合にこれを渡すようにする。
ダミーのクレジットカードはお店の会員カードなどそれっぽい物を入れておく。
私は30€入った財布を2つくらい持って少額の支払い用としても使っていました。
現金はさらに分けて持つ
現金はその日使う分とその他の分と分けて持つことも重要です。スリはターゲットを見つけると財布をしまう位置を見ています。もし取られてもその財布にその日使う分だけの現金でカードが入っていなければ、被害はそれだけに抑えることができます。
シークレットポーチを活用する
服の下に隠せるポーチで、パスポートや現金を入れておけます。私は常に併用していました。